JavaEE標準

オラクルさんのWeblogicセミナーでJava EEについてディスカッションしてきました

前回の記事で予告させていただいたとおり、本日、WebLogic & Java EE 活用セミナーの最終セッションの座談会にパネラーとして登壇させていただきました。今回、このような機会を与えていただいたオラクルさんの関係者の皆様、また、セミナーに参加された皆様…

Java EE6環境でJSF2を使う場合はCDIのBeanを管理Beanとして使う方がよい

先週の勉強会で紹介させていただいたjsf-scrumtoys-refactoredでは、JSFの管理Beanを使用する代わりにCDIのBeanを利用しています。この点説明が不十分だったので、ここで簡単に補足させていただきます。 JSFと管理Bean 勉強会の中で、JSFはコンポーネントベ…

Java EE6で単体テストや結合テストを自動化する方法について

今週水曜日に、オラクル青山センターで行われたGlassfish Japanユーザーグループの勉強会でJava EE6のお話をさせていただきました。勉強会のスライドとビデオは以下のリンク先にあります。 Glassfish勉強会(JavaEE6について) View more presentations from…

JPAを使ったデータアクセスでポイントとなる永続コンテキストについて

先週書いたエントリJava EE6標準の範囲でフルスタックのWebアプリケーションが簡単に作成できることを確かめてみました。 - 達人プログラマーを目指してで、Java EE6の標準仕様を使うだけで、かなりシンプルにデータのCRUD処理を行うアプリケーションが作成…

Java EE6標準の範囲でフルスタックのWebアプリケーションが簡単に作成できることを確かめてみました。

Java EE6でさらに開発は容易になった? 以前JavaEE標準の進化から最近の業務アプリケーション開発手法の変遷について考える - 達人プログラマーを目指してにてJava EE標準の開発モデルの進化について説明しました。10年前の相当面倒だったJ2EEの開発モデルと…

EclipseでJava EE6を使った開発をするときは型フィルター機能が便利

CDIなどJava EE6の新機能を使うときに、ちょっと厄介と感じるのは、複数のパッケージに同名のアノテーションが存在していることです。 大混乱に陥っているJavaEE 6のアノテーションに関する使い分けについて - 達人プログラマーを目指して うっかり間違えてi…

JavaEE標準の進化から最近の業務アプリケーション開発手法の変遷について考える

昨日まとめの記事EJBコンテナが分散コンポーネントモデルから軽量なDIコンテナに変化してきた歴史を振り返る - 達人プログラマーを目指してを書いてみて、この10年間でエンタープライズJava開発の生産性がいかに向上してきたということをあらためて思い出し…

EJBコンテナが分散コンポーネントモデルから軽量なDIコンテナに変化してきた歴史を振り返る

十年一昔といいますが、文字通り一昔前の書籍ではJ2EEのEJBコンポーネントはプロセスが分散化されたリモート呼び出しにより処理を行う分散コンポーネントとして説明されています。そして、残念ながら現状Java EE関連の日本語の書籍はこうした古い時代に書か…

Java EEサーバーが重くてテスト不能というイメージはもう過去の話かもしれない

Java EE 5まではいろいろな面で生産性が低かったと言わざるを得ないところがあった 今まで仕事上、Java EEのサーバーを実行基盤として用いるさまざまなシステムの開発に関わってきましたが、JavaEE(古くはJ2EE)のサーバーというと経験上 xmlの設定ファイル…

JavaをSEとEEに分類するのは今では無意味になってきている?

ご存知のとおり、かなり以前からJavaプラットフォームはJava SEとJava EEとに分かれています。Java EEはJava SEを含んだ拡張APIを含み、エンタープライズ開発向けのプラットフォームということで一般的にはなんとなく理解されていますが、よくよく調べてみる…

RMIのサーバーオブジェクトはスレッドセーフでなくてはならない

RMIのAPIのJava Docに書かれていないようなので見落としがちなことですが、RMIのサーバーオブジェクト(Remoteの実装クラス)は、複数のスレッドから同時に呼び出される(可能性がある)ようです。このことは、Java並行処理プログラミング ―その「基盤」と「…

リモート(別プロセス)のJBossサーバー上のキューにXAトランザクション内で正しくメッセージを送受信するには(続編)

以前にJBoss Messagingでリモートのキューに対してXAトランザクション内でメッセージを送受信するにはResourceAdapterの登録が必要であるということを紹介いたしました。 リモート(別プロセス)のJBossサーバー上のキューにXAトランザクション内で正しくメ…

EJBコンテナー、Webコンテナー内で管理されたJMS接続から同時に複数のSessionを生成できない

以下の条件を満たすとJBoss Messaging + Spring MDPの環境で以下の例外となります。 java:/JmsXAからXA対応(JCAのリソースアダプター経由)の接続ファクトリを使用 concurrency属性を2以上に設定 cache属性をsession以上に設定 javax.jms.JMSException: Cou…

Java EEのearファイル形式はMavenの天敵

Ant + Ivy vs Maven - 達人プログラマーを目指して で、AntとMavenの比較を行いました。そこではビルド要件の複雑度からAntが有利な場合とMavenが有利な場合について分析しています。それに関連して、最近Maven地獄に陥っているプロジェクトに関わることにな…

JPAの@Embeddableの使い道

JPAには@Embeddableというアノテーションがありますが、このマッピング機能をうまく活用しているチームはどれくらいあるのでしょうか?私が今まで適用してきた使い方は結局以下の2通りの使い方のいずれかに集約できると思います。 1.属性の多い巨大なテーブ…

CORBA関連のJava技術について

CORBAで実装されたレガシーなサービス(課金関連?)をJavaのWebアプリケーションと連携させる仕事を担当することになりそうなので、今更ですがCORBA関連のJava技術に関して調査してみました。簡単に結果を以下にまとめます。 CORBAとは Common Object Reque…

JSFがピンチといううわさ?!

JSF2.0の仕様を決めているJSR-314のエキスパートグループが、後続のグループを設立することなくいきなり解散してしまったということで、JSFがオラクルによってつぶされるのではないかとか、さまざまな憶測が広がっているようです。 http://in.relation.to/Bl…

JPA2仕様の標準的な参考書

Pro JPA 2: Mastering the Java™ Persistence API (Expert's Voice in Java Technology)作者: Mike Keith,Merrick Schincariol,Jeremy Keith出版社/メーカー: Apress発売日: 2009/11/25メディア: ペーパーバック クリック: 11回この商品を含むブログ (1件) …

Struts2を好きになれない点

Struts1に代わる次世代のWeb MVCフレームワークとしてStruts2に対する期待が大きいようです。この傾向はあまりプログラミングをしない層の方で特に強いようですが、プログラマーの中でも勉強されている方も多いようです。Struts1に対する移行先としてJSFとSt…

CDIにきちんと対応したJSF2.0の参考書

Core JavaServer Faces (Core Series)作者: David Horstmann, Cay S. Geary出版社/メーカー: Prentice Hall発売日: 2010/05/27メディア: ペーパーバック クリック: 14回この商品を含むブログ (2件) を見るJSF2.0の勉強用に購入した本です。第三版と改訂を重…

大混乱に陥っているJavaEE 6のアノテーションに関する使い分けについて

JavaEE 6標準は、従来のJavaEE 5に対してさらなるEoDと軽量化を目指しているということだったのですが、いざ使おうと思うと、名前が同じアノテーションが複数のパッケージに定義されていたり、意味的にほとんど違いがないようなアノテーションが存在していた…

JavaOne 2010でのSeam関連のセッション

以下に、Seam in Action: Covers Seam 2の著者であるDan Allen氏のJavaOne 2010における講演資料がありました。 http://www.slideshare.net/mojavelinux/jsr299-cdi-weld-the-future-of-seam-javaone-2010 特に新しい情報は無いようですが、CDIとWeldに対す…