AspectJ in Action

AspectJ in Action: Enterprise AOP with Spring Applications

AspectJ in Action: Enterprise AOP with Spring Applications

Manningのin actionシリーズはMEAP(Manning Early Access Program)という事前評価プロセスを通して、クオリティーを十分に高めてから出版されることもあり、比較的あたりはずれが少なく良書が多いと思います。(MEAP版を買わないと多少タイムリーさでは劣る傾向があるようですが。)
内容もちょうどいいレベル感のものが多く、私も参考書として日頃からいろいろとお世話になっているシリーズなのですが、この本は最近のin actionシリーズの中でも、特に読み応えのあった本で隠れた名著だと思います。実際、amazon.comの書評も上々です。
Springではバージョン2からAOPAspectJの@Aspectを部分採用していますし、ProxyベースのSpring AOPだけでなく、本格的なバイトコードウィービングやロードタイムウィービングへの移行も意外にスムーズにできます。この本は単にAOPAspectJの解説というだけでなくて、エンタープライズアプリケーション開発プロジェクトにおける具体的なAOPの使用例が満載されており、非常に参考になりました。
Spring RooではAspectJのITDを利用していることもありますし、Springを利用したエンタープライズアプリケーション開発者にとって、AspectJは今後必須の知識となると思います。