JGGUGの勉強会(G*ワークショップ)に初めて参加してきました

昨日JGGUGが主催するGroovyの勉強会に初めて参加してきました。
2月24日 第15回 G*ワークショップ(東京都)
今まで知らなかったのですが、もう15回も行われているのですね。なお、勉強会の詳しい内容については、既に、id:absj31さんが以下で詳しくレポートしてくださっていますので、ここでは要点だけ記述させていただくことにしたいと思います。
第15回 G*ワークショップに参加してきた - Diary of absj31
また、twitterハッシュタグは#jggugです。

1.「Groovyの使い倒し方、Hudsonの場合」by 川口耕介 (CloudBees, Inc. / Hudsonプロジェクト)

最近何かと話題になったHudson改めJenkinsに関して、Groovyをいかに活用しているのかという貴重なお話を川口さんから直々に聞くことができました。(無料でお話が聞けるとは何とお得なことか!)直接川口さんにお会いするのは初めての機会でしたが、身なりなど正にシリコンバレーで活躍されているGeekという感じの印象でした。
私は、今までCIツールとしてHudsonを使ってきた経験はあるのですが、その中身がどのように実装されているのかといった点や、Groovyスクリプトを使った高度なバッチ処理、分散処理機能については正直なところまったく知りませんでした。また、

  • リアルタイムの状態検出で利用
  • 一括バッチ処理で利用
  • Hudsonの分散基盤を使い分散環境でGroovyを実行する仕組みを作成(Droovy)
  • 単体試験の一部をGroovyで記述

などの話を聞き、HudsonとGroovyはそんなに親密な関係だったのかということを初めて知りました。その他、川口さんは

なども分かって興味深かったです。正直なところ、お話のテンポが速かったのと、初めて聞く内容も多かったため100%理解できなかったところもあったのですが、雰囲気はなんとなくつかめました。
とにかくプログラマーとして、ちょっと不便に思っているところで何か改善できそうなところが無いかという視点でつねに機能拡張や改善のポイントを考えておられ、それがベースとなってさまざまな機能が作られているのだというのがわかりました。小さな工夫でもよいから、我々もこうした姿勢を見習いたいものです。「言語は簡潔だが、IDEの入力保管などのツールサポートが弱いのが問題」とのことですね。この点は、私が日ごろGroovyについて抱いている感想と同じで、世界の一流プログラマーでも考えていることは同じだなとちょっと親近感が沸きました。

2. LTスペシャル「Javaプログラマが知るべき9.7のこと」(※9.7は目安です)」 by JGGUG有志

LTということでしたが、それぞれが非常に興味深く内容の濃いお話でした。id:uehajさんによるGroovyの紹介に始まり、以下のようなGroovy関連技術の紹介が行われました。

あと、Mascot Driven Developmentを提唱するid:torazukaさんより、JGGUGのマスコットキャラクターであるぐるーびーたんについての紹介がありました。ぐるーびーたんマンガの作画をしました - 虎塚
今年になってこうした社外の勉強会に時々参加するようにしているのですが、twitterでフォローしている技術者の方々と会って実際にお話することもできますし、自分の知らない情報をいろいろ仕入れられるのは非常に良いことだと思います。本やWebだと少なくとも用語は自分が知っていないと調べるきっかけがありませんし、ちょっと勇気を出してこうした勉強会に参加してみることで、初めて知り得る情報というのは想像以上にたくさんあると感じました。
今後5年のあいだにIT業界に大きなインパクトを与えそうな5つの動向 - Publickey
においても、今後社外の勉強会が大切と書かれています。
なお、私自身はGradleとか使ってみたいなと思いましたね。こういったツール類は実際のSI開発の現場でも導入の敷居が低いと思います。