すべてのプログラマーに読んでもらいたい本
ネット上で「97きのこ本」として既にいろいろとうわさになっているようですが、私も書店で購入して読み始めました。
- 作者: 和田卓人,Kevlin Henney,夏目大
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本語版には外国のプログラマーの記事だけでなく、日本人のトッププログラマーの記事も収められています。ちょっと残念なのはオープンソースやWeb系のプログラマーの方々ばかりで、SI業界で業務システムの開発に深くかかわっておられる日本人の業務プログラマーの方の記事がないと思われることですが。
こういう本を読むと「うんうん、なるほど」と感心させられる一方で、プログラマーがこのように生き生きと専門性を発揮して活躍できる場所が、現状の日本のSI業界では非常に限られているという厳しい現実にもあらためて気づかされてちょっと悲しい気分にもなります。ただし、SI業界で働いているいわゆるPGの皆さんも、いままでどおりのやり方に何の疑問も持たずに惰性で仕事を続けるのではなく、是非こういう本を手にとって勉強し、無知なSEや上司に対して間違っていることははっきりと間違っていると主張できるくらいの技術力を付けるべきだと思います。不遇な労働環境を嘆いているだけではいつまで待っても職場環境は改善されません。